#4 インド放浪中♪

ブッダガヤでアイツに遭遇・・・

ブッダガヤでアイツに遭遇・・・

みなさん、こんにちは!

あ、今日のお話は、食事中の方は食事終わってから読んだ方がいいかもしれません。
僕の住所を持たない生活も、始めて2カ月が経ちました。何カ国か削りはしたものの「3月はインドにいる予定」と出国前に、なんとなく立てたプランは無事遂行できています。

そして、こないだ、ブッダが悟りを開いた場所とされる、仏教の聖地『ブッダガヤ』に行って参りました!

「俺も悟りを開くぜー!ガワッダになるぜー!」と、意気揚々とブッダガヤに乗り込んだのですが、普段から大して熱心な仏教徒なわけでも無く、ミーハー感丸出しの僕が、何か悟りを開けるわけもなく、ただ、のんびりと過ごして終わりました。

しかし、このブッダガヤでは、人間様を恐怖に落とし入れる、アイツと対峙する事がありました。アイツって何だか分かります?

本物の野犬です。

インドは野犬だらけ

インドは、野犬大国と言ってもいいくらい、野犬がウロチョロしてます。

街中にいる野犬なら、ある程度躾けられてるようで、大人しく、取り立てて害はないのですが、田舎の外れなんかにいる野犬の場合、敵意剥き出しで唸りまくってきます。
そして、運が悪いと群れになって襲ってくる事もあるとか。
その日は、ブッダガヤから少し外れた集落みたいな所を散策し、昼食を取りに中心街に戻ろうと、歩いてる最中でした。
やたら、ギャンギャン犬が後ろで吠えてるなーと思い、振り返ってみると、明らかに僕を敵と見なしてる野犬と目が合いました。3匹います。

「超こえぇ…」

コミュニケーションが取れない分、人に絡まれるよりタチが悪い。
ここで問題なんですが、野犬に絡まれた場合正しい対応方法は、どれでしょう?

1.バハムートを召喚し、血祭りにあげる。

2.全ての魔力を解き放ち、マダンテをブチかます。

3.石とかを投げる、もしくは投げる振りをして、威嚇して、怯ませる。

ぶっちゃけ、全部正解です。
特に1.2を使える方は、お好きに目の前のワン公共を料理しちゃって下さい。
ただ、魔力を持たず、召喚士でもない僕同様、生粋の凡人の方は、3の選択肢を余儀なくされます。

あ、『振り向いて逃げる』というのが、一番やっちゃいけない事らしいので、勇気を振り絞って対峙して下さい。
という事で、迷う事なく3を選択。目を逸らさない様にゆっくりしゃがみ、足元にある石を探します。

ムニュ。

「うおっ!ウンコ!!!」

地面を見ずに、手探りで投げられるモノを探してみると、なんとそこには、牛の糞様があるではございませんか。言い忘れてましたが、インドは野良犬だけじゃなく、野良牛も沢山います。
そして、道端には牛のウンコ様があちらこちらに、佇んでおられます。
マジ最悪。インドに来て、牛のクソ掴まされるとは。

それもこれも、目の前にいるワン公共のせいだ。

沸々と、込み上げる行き場の無い怒りの矛先が野犬達に向きます。そのまま牛の糞を掴み、ゆっくり立ち上がって、怒りに任せて力一杯にウンコ玉を投げつけました。

「この野郎!よくも!よくも(涙)!!」

ムカついてんだか、怖いんだか、悲しいんだか、色んな感情が交錯した状態で、放つウンコ玉。まあ、ある意味マダンテみたいなモンでしょう。

そして、そこからは次から次へと、ちゃんと石を目で見て確認してから、拾っては、投げつけての繰り返しで、無事に野犬共を撃退する事に成功。その後は、ガン萎えしたまま昼ごはんを食べに行きました。

ちなみに、手はよく洗いましたけど、しばらく手で物を食べられなかったのは、言うまでもありません(笑)
でもね、よく見てると、現地の方々はその牛の糞とワラを混ぜて、こねくり回してるんですよね。後で、何やってんのか聞いてみると、どうやら乾かしてから、モノを燃やす時の燃料にするそうです。

という事で、「みんな触ってるじゃん!大丈夫だよ!オッケー、オッケー。」と、勝手に自分をフォローして気を紛らせる事にしました(笑)
ただ、本当に野犬怖いんで、今後は田舎道を歩く時は、「投げつける用の石」をポッケに忍ばせて歩くようにします。

もう牛のウンコは勘弁願いたいもんですわ!

投稿者プロフィール

カワちゃん
カワちゃん
神奈川県横須賀市出身、1988年生まれ。
仕事も辞めて、車も売って、住民票も抜いて2019年1月より世界放浪中。
元・テニスコーチという経歴を活かし、ラケットを持ってテニスできる環境があれば、世界中でラケットを振り回したいと思います。
主に、物価の安い国を中心に周る予定ですので、格安旅行などを考えてる方達の、参考になればと思います♪

インドカテゴリの最新記事