こんにちは。
日本では、花粉テロが始まったみたいですね。
花粉症の皆様には申し訳ないですが、心の底から、花粉シーズンをスキップ出来た事を嬉しく思っております。
花粉症の方ドンマイ(-。-)y-゜゜゜
前回、バングラディシュのとんでもない、帰宅ラッシュの紹介をしましたが、今日はせっかくなんで、その電車に乗ってぶらっと旅をして参りました。
ダッカの鉄道にのってみようじゃないか
「今日何しよう・・・。」
海外旅行中に、こういう風に思える事程、贅沢なものは無いと勝手に思ってます。僕としては、どんな高級なホテルに泊まるより、どんなに手厚いサービスを受けられるファーストクラスの席で旅行するより、この感じが大事。な気がします。すいません、偉そうな事言ってますが、目ん玉飛び出るような高級ホテルや、ファーストクラスの飛行機乗ったことないので、断言はできないけども・・・。
とにかく、ノープランで海外をフラフラする感じが僕は、とても好きです。
この日も、見知らぬ土地『ダッカ』で、暇を持て余していたので、なんとなく電車に乗ってみようと思い、12時くらいから、ダラダラと行動を開始しました。
とりあえずバスに飛び乗り、『Airport station』に向かいます。
駅に着き、切符を買おうにもシステムがよく分からない。駅構内をウロウロしてると電車がやってきました。
どこ行くのか分かんないけど、とりあえず適当に乗ってみる事に。万が一、切符の事とか言われたら、その場で払えばいいだろうくらいの感じで、バングラデシュ列車旅が始まりました。
あ、もちろん、ちゃんと列車の中に乗りましたよ!ただ、すげー混んでる・・・。休日だからなのかな?
しかも、屋根から”ゴンゴン”音が聞こえる。多分、列車の上に人が乗ってるんでしょうね。おーコワイコワイ。
そんな中、電車が走り始めます。
車内で、すげージロジロ見られます。バングラデシュでは、外国人が珍しいらしく「見て、なんかいるよ・・・」くらいのテンションで、すれ違う度にめちゃめちゃ、ガン見されます。
ヤンキーの方で、これからバングラデシュ行く方は気を付けて下さいね。彼らは決して、メンチ切ってるわけでは無いので、勘違いしてファイトしないように♪
彼らは、全然英語話せないけれど、やたらフレンドリーに話しかけてくれたりします。
そんな、変わった生き物を見るような視線に耐える事1時間。
駅に着いたっぽいので、降りようとすると、一斉に「どこに行くの?」「どこの国から来たの?」「バングラデシュはどう?」みたいな、質問攻めが始まりました。
芸能人ってこんな感じなのかな。と、全く的外れな事を考えなら、彼らの質問を上手くあしらい、無事下車出来ました。
どこだここは?
マジ分からん。
ていうか、1時間も移動する気なかったんですが、僕が乗った電車が快速的なヤツで、結構な距離移動してきちゃいました。後から聞いたら『ナシンディ』という駅だそうです。
陸橋の上から
とりあえず駅から出て、散策することに。
「あ、金払ってねぇ!!」
ここで、気付いたんですが、結局乗務員の取り立てや、改札での回収作業みたいのもやってなかったので、そのまま出てきてしまいました。
町の様子
やたら薬局が多い。
30分くらいフラフラした後、駅のそばのレストランでご飯を食べました。
よく分からないから、もう任すわ~って感じで、適当に注文。
モグライっていう料理。パン生地の中に、カレーっぽいのが入ってます。適当ですいません(笑)あんまし意識して食べなかったので(笑)塩とソース付けたらむっちゃ旨かったです!
そこの店員さんが英語話せたので、少し喋ってみました。「なんでここに来たの?」と聞かれたので、「いや、知らん。適当に電車乗ったらここに着いただけだよ」って言うと、
「駅の中からあんまりでない方がいいぞ。この辺危ねぇヤツいっぱいいて、お前が金持ってるの知られたら、すぐ殺されちまうぞ」
「もう十分歩いちゃいましたが・・・」
正直、そんな危ない雰囲気は感じなかったけど、ネットとかで流れてるどうでもいい情報ではなく、ちゃんとした現地の生の声。
流石に無視はできず、大人しく駅のホームで待つことにしました。
帰りの列車で・・・
2時間ほど、駅のホームで時間を潰しました。たまに、暴れ回るヤク中と、それを棒で追い払う売店のおばちゃんとの闘いを見たり、駅のホームなのに大量にウロチョロするヤギや犬をぼんやり眺めていたら、退屈する事なくすぐに2時間が過ぎました。
空はすっかり暗くなり、列車が入ってきます。
実は、なんとなく嫌な予感がしていたのですが、ホームを見ると人がわんさか。そして、入ってくる電車を見たら、どう見ても人が上に乗ってたり、サイドの掴まる部分にしがみついてるくらい満員。
「これさ、俺乗れるの・・・?」
列車が止まり、現実的にどう見ても入らない空間にみんな、なんとか体を忍び込ませようと、必死になってる。
ここで、僕の選択肢が限られていることに気づきました。
コレか
コレか
もしくは、この危ない町でホテルを探しに戻るか。
下手したら、これ僕の行きたい駅に向かう終電かもしれない。7時くらいだけど、確認してる間に出発されたらシャレにならん。
ということで、列車の上を選択。
横にしがみつくよりはマシな気がしたので。
よく見ると、中学生くらいの子供達もたくさんいるしね。
ってなわけで、車両の窓枠に足をかけて上を見上げると、先に上ってるバングラディシュ人が手を差し伸べてくれます。その手をしっかり掴み、バングラデシュ人が引き上げてくれて乗車?完了。
なんだかんだ、少し楽しみではある。
5分くらい停車した後、ついに電車が動き始めます。
ドキドキワクワクしながら、景色を見渡します。真っ暗で、ほぼ何も見えないけれど。
「うおー!動き出したぁ!!」
「風が気持ちいいな~」
「ぉお。結構揺れんな」
「・・・・・・・・。」
「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
駅を出て、20分くらいして、森の中を列車が突き進みます。
この辺で、列車が一気に加速するのが分かります。
そして”ちゃんと”揺れます。
体勢を低くして足を広げ、バランスをとります。かなり速い。体感速度はゆうに100㎞を超えます。
乗り心地なんかイイわけない。
でも、周りを見渡すと、胡坐をかいてたり、大声でスマホで話していたり、とにかくみんなリラックスしてます。更には、歩き回って「タバコ持ってない?」と、聞きまわるアホンダラまでいます。
「ねぇ、バカなの!?落ちたら100%死ぬって理解してるの??」
心の中で、そんな疑問を抱きつつ列車は、最高スピードを迎えます。
正直マジこわい。
そんな恐怖と戦いながら、30分くらいして、目的の駅に辿り着き、ダッカぶらり旅が終了しました。
結論から言うと、気をつけて乗ってれば、落ちる事はないと思います。
たまに、転落事故があるらしいですが、要はさっき言った、最高速度に差し迫ってるのにも関わらず、立ってみたり、後は多分ガチで昼寝しちゃって、そのまま落ちちゃうんじゃないかと思います。
こーゆーイキった奴とか危ない気が・・・
でも個人的には、興味本位で乗ろうとするのは、おススメできません。だって危ないもの。
上登って、電車が走り出した後、横にいるバングラデシュ人が、「なんで、上に来たの?危ないぞ?」と聞かれました。僕は「本当にノーチョイスだったんだよ」と、答えました。
つまり、彼らも“ここは危ない場所“という認識は、当然あるようです。
どうしても乗りたいなら、ちゃんと調べて、最初は短い区間で乗ってみるのが、いいんじゃないですかね?それでもおススメはしませんが。
では、今日はこの辺で。
Have a nice day!
投稿者プロフィール
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神奈川県横須賀市出身、1988年生まれ。
仕事も辞めて、車も売って、住民票も抜いて2019年1月より世界放浪中。
元・テニスコーチという経歴を活かし、ラケットを持ってテニスできる環境があれば、世界中でラケットを振り回したいと思います。
主に、物価の安い国を中心に周る予定ですので、格安旅行などを考えてる方達の、参考になればと思います♪
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