さて、皆様に質問です。
夕方、仕事が終わり会社から自宅に向かいます。いつもの、なんちゃら線に乗ろうとしたら、満員で乗れそうにありません。さて、どうしますか？
1．羞恥心を捨てて、周りの「コイツ乗るんかよ」という空気感を無視し、何とかあの地獄に突撃する。
2．とりあえず、次の列車を待つ。
3．車両の上でも横でもいいから、どっかにしがみつくなりして、強引に乗り込む。
はい。どうします？
日本ではどんなに血迷ったアホや、酔っ払いでも”3”を選択する事はないと思います。というか、頭によぎる事も無いでしょう。
ですが、ここバングラデシュの方々は違います。
テレビなどで見た事ある方もいると思いますが、しがみつける場所や、車両の上でもどこでもいいから、とにかく乗り込みます。
本気すぎるバングラディシュ人の駆け込みモチベーション
これ、ヤバくないですか(笑)？
3連休前の、下りの電車です。
そこそこ大きい駅なので、人がごった返してます。
でもね、この先頭車両に乗るのダメらしいんですよ。多分、2両目以降もダメっぽいんですが、もう黙認されてるような状態。
という事で、警備員登場。
棒を持って、笛を吹きながら彼らに降りるように促します。
遂に、実力行使！！棒で車両や、彼らを、ガンガンブッ叩きながら、強引に引きずり降ろします。
でも結局、警備員がどっか行ったら、また彼らはよじ登り始めます。「イタチごっこ」という言葉がありますが、これ程までに的確に、その意図を表現してくれるシチュエーションも、珍しいんじゃないでしょうかね(笑)
面白いのは、ここにいる全員が大マジという事(笑)全員必死！！「降りろやぁ！！」「黙れ！ボケぇ！！」多分そんな、怒号が飛び交う中、急に先頭車両に乗ってる人間がぞろぞろ降り始めます。
推測するに「先頭に乗ってる奴らが、降りねぇと発車しないよ」的な、アナウンスが入ったんでしょうね。
一旦、先頭車両から人気が無くなります。
ですが、彼らの目は死んでない。何か狙ってる・・・。
「カンカンカン！」という、でっかい合図と共に、ゆっくりと電車が動き始めます。
次の瞬間、降りたはずのバングラディシュ人達が凄まじい勢いで、走り始めた列車に乗り込みます！！
とんでもない程の殺気に満ち溢れた空間。
ここは間違いなく戦場。一歩間違えたら、普通に列車の下敷きのハズですが、一切の躊躇もせず、少しずつ加速する列車に群がる人は後を絶ちません。
この辺の動画は、インスタやFacebookでアップロードしたので、よかったら見て下さい！
無事上れて、安堵の表情を浮かべる人もいれば、はじき飛ばされて悔しそうな顔を浮かべてる人もいます。
戦いに敗れた者達
戦いの後
想像していたより遥かにクレイジーな光景でした。
山手線のラッシュも、異様な空間として有名ですが、バングラディシュも負けてない。
見所が少ないことで有名な、バングラディシュではありますが、ある意味これは十分に見る価値があるかと。
もし、ダッカにお越しの際にはこの『非日常』な空間を目に焼き付けるのも面白いですよ♪
投稿者プロフィール
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神奈川県横須賀市出身、1988年生まれ。
仕事も辞めて、車も売って、住民票も抜いて2019年１月より世界放浪中。
元・テニスコーチという経歴を活かし、ラケットを持ってテニスできる環境があれば、世界中でラケットを振り回したいと思います。
主に、物価の安い国を中心に周る予定ですので、格安旅行などを考えてる方達の、参考になればと思います♪
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